おはようございます。
昨日は大阪南視覚支援学校を訪問しました。昨年すべてが完成した明るい光が燦々と降りそそぐ、すばらしい学校でした。この学校は1914年に、お二人の先生が私財を投じて視覚障がいのある方の職業自立のための学校として開設され一昨年100周年を迎えられた歴史ある学校です。
図書館を覗かせていただきました。この写真なんだかわかりますか?実は、新コンサイス英和辞典(1巻~100巻)です。もととなっている辞書は約1000ページほどの生徒たちが一般的に使用しているものなのですが、点字にすると100巻にもなります。
今年の4月1日から「障害者差別解消法」がスタートしました。
昔、車いすバスケット日本代表の方とお話しをする機会がありました。その際、「私がここ(学校)にたどり着くには、スロープがあったり、エレベーターがあったり、多少の不便さはありましたが何の障害もありませんでしたよ。つまり普段の生活で私に障がいがあるわけではないんです。もし障害があるとしたらそれは約10cmの段差かな・・・」とおっしゃてました。
この言葉を聞いて、私は何か心にストンと落ちた感じがしました。
生徒のみんなにも、障がい者に限らず、困っている人に気負いなく声をかけることのできる人間になってほしいと願っています。