みなさん おはようございます。
今年も後一週間です。みなさんにとってどんな1年でしたか?
三年間続いた耐震工事の最後の年という事で、体育館や教室棟の1階の閉鎖等、学校生活を送るうえで様々な、制限がありました。特に三年生のみなさんは、毎年夏休みは工事中という状態で、本当に申し訳ありませんでした。でも、校舎の様々な部分が新しくなりました。例えば、天井を見てください。体育館の照明がLEDになり、より高く明るく感じることでしょう。
体育館で式を行うのは、4月以来です。その4月の始業式の時に、「茨西PRIDE」志をカタチに 自ら気づく人 とは
自分が、茨西でできることややりたいことをしっかりと見つけて行動する。その行動は、茨木西高校生として評価を受けることを自覚しているみなさんの事です。
本校では、校長賞として「茨西PRIDEバッチ」と表彰状を授与していますが、昨年から、「教育長表彰」という制度ができました。
学校生活の中で特に善い行いや優れた功績のあった者の中から、各学校の教育目標等に照らし表彰に値すると認められ、校長の推薦を受けた者が、対象者です。
今年も、ひとりの生徒を推薦しましたところ、めでたく受賞が決定しました。3年4組 皆木(みなぎ) さん 壇上に上がってください。
皆木さんは、女子サッカー部キャプテンとして部活動に励んでいるだけでなく3年間無遅刻無欠席で、成績優秀な生徒です。
次は、「茨西PRIDE バッジ」の対象者です。1年4組 北野さん、小原(こはら)さん、妹尾さん、宮里さん 壇上に上がってください。
彼女たちは、10月17日の下校時にイオン茨木の前で倒れた他校の女子生徒を助けました。この女子生徒は、お母さんと一緒にいて貧血か何かで突然倒れ、床に頭を打って血を流して意識を失ったそうです。お母さんが、どうしていいかオロオロしていると、彼女たちはお母さんを励まし、救急車を呼び、自分のカバンを女子生徒の枕代わりに頭の下に置いたそうです。そして、救急車が到着すると名前も告げずに4人は立ち去りました。幸い、女子生徒は病院で意識を取り戻し元気になったそうです。お母さんと本人は、どうしてもお礼が言いたい、制服から茨西の生徒ではないかと思い学校に連絡して来られました。
どうですか、みなさん、まさに茨西PRIDEの実践です。
この後、クラブ表彰がありますが、 部活動で活躍した人たちは高体連等から表彰されます。しかし、普段の学校生活で、善い行いや優れた功績があっても、全校生徒の前で披露する機会が限られています。そこで、私が、「茨西PRIDE」をカタチにしたと思った人たちの中から、選ぶ校長賞が「茨西PRIDE」の表彰です。
何度も言いますが、『「茨西PRIDE」志をカタチに 自ら気づく人』になってください。
これで終業式のあいさつとします。