206号 進路説明会

4/12(土) 3年保護者対象の進路説明会がありました。

DSC_0235

 

 

 

 

 

 

 

 

 

DSC_0236

 

 

 

 

 

 

 

 

 

冒頭のあいさつで、以下のような話をしました。

 今春4年制大学の卒業者数は、約56万人です。正社員として就職した者は全体の63.2%に当たる35万人で、

派遣社員やアルバイトなどの非正規雇用者、一時的な仕事に就いた者これに就職も進学もしていない者を加えると

大卒者の20.7%に当たる11万5564人が不安定な仕事等に就いています。

 ユニクロでは、非正規雇用者を地域限定正社員として採用すると話題になっています。

そして、専門学校入学者の7%が大卒等で占められています。

私は、着任以来キャリア教育の重要性を訴えながら「大学の向こうにある社会」を考えるプログラムの定着に取り組んでいます。

進路選択は、自分の将来を具体的に設計する第一歩です。推薦入試で早々に進路決定をして、

大学の学習内容が思っているのと違った。勉強についていけなかった。そして、就職することができない

などと言う事態にならないよう、保護者のみなさまにおかれましては、本日の説明会が実のあるものとなり、

お子様が、一般入試を何度も失敗して、結果浪人生活を送ることになったとしても、

自分の将来を考えた大学へ進学を果たすことで、最終的には回り道ではなかったと確信できるよう、

側面から支えて頂けることを祈念いたしまして、私のあいさつとさせて頂きます。

205号 新入生歓迎会

本日(4/10) 生徒会主催で新入生歓迎会が実施されました。

メインは、全クラブがそれぞれパフォーマンスを凝らして、新入部員の獲得にしのぎを削る

ところにあります。今年も盛り上がりました。

DSC_0226 DSC_0231 DSC_0232 DSC_0234

203号 第39回入学式

SONY DSC

 

 

 

 

 

 

 

 

本日(4/8) 39期生が入学しました。入学式の式辞です。

春たけなわの今日の良き日、ただいま入学を許可いたしました三十九期生320名の清新の気みなぎる皆さん入学おめでとうございます。ご列席いただきました保護者の皆さま、お子様のご入学おめでとうございます。 

また、本校第三十九回入学式を挙行するにあたり、ご来賓としてご臨席いただきました、大阪府教育委員会ご代表 岡林 美紀 様 をはじめ多数の皆様に、高い席からではございますが、教職員を代表して、謹んで御礼申し上げます。

 本校は、来年創立四〇周年を迎えます。芸能、スポーツの分野をはじめ、教員として学校教育にたずさわる方や経済界で活躍している多くの先輩たちがいます。 みなさんは、その栄えある茨木西高校に入学します。

 校長として私のめざす学校像は、「茨西PRIDE」志をカタチに自ら気づく人を育てるです。

 まずは、みなさんにこの意味を理解して欲しいと思います。

 「茨西PRIDE」とは、自分は、茨木西高校の生徒であると自覚をして行動することを言います。

「志をカタチに」とは、心に思い決めた目的や目標を実現することです。

自ら気づく人とは、文字通り自分の成すべき真実が、何であるかを理解できる人のことです。つまり、「茨西PRIDE」志をカタチに自ら気づく人を育てるとは、自分が、茨西でできることややりたいことをしっかりと見つけて行動する。その行動は、茨木西高校生として評価を受けることを自覚している人間になって欲しいという思いです。 

そこで、在学中に、身につけてほしい事が二つあります。一つが「聴く力」、そしてもう一つは「話す力」です。 

まず、「聴く力」についてですが、私の言う聴くは、こちらの漢字の『聴く』です。この文字をよく見てください。耳は外にあり、心が文字の中に入っています。つまり、心から人の話に耳を傾けるという意味を持っています。

 さて、保護者のみなさん 子どもさんが小さい時に学校から帰ってきたら「何か話しかけませんでしたか?」    「学校どうやった」この質問を子どもにしたことがない親はいないと思います。そして、幼かったみなさんは、保護者の方に一生懸命学校であった出来事を話したのではないでしょうか?

 嬉しそうに話す子どもの笑顔をみながら、大人は自然に笑顔になり「うんうん」とうなずくことで、子どもは言葉を覚え、話を喜んで聞いてくれる人がいることを学びます。

 でも、子どもは反抗期、思春期を迎えて成長していきます。「学校どうやった」と聞いても「別に」としか返ってこなくなり、親が子どもの何か大きな変化を感じた時に「どないしたん」と聞いても中々真実を話してくれません。

心から人の話に耳を傾けるという行為の難しさが、ここにあります。

「聴く力」とは、体全体で相手の話すことを受け止める姿勢です。今、この場におられるみなさんは、私の方を見て頂いています。話し手としては、非常に心地よい状態です。ところが、ペチャクチャおしゃべりが聞こえたり、半数以上が寝ていたり、足を組んでる人が目に付いたりすると話し手も、集中力がなくなり、繰り返しが多くなります。そして、聴く方は、より一層退屈になってしまいます。結果、話の内容はほとんど覚えていない。 

つまり、在学中に「聴く力」を身につけて欲しいというのは、先生の話をしっかり聞くという当たり前の行為のことを言っています。数学が苦手だ、英語が嫌いだと言って授業中寝ていては、何の力もつきません。苦手でも嫌でも、話を聞こうとする姿勢で臨むことによって、何が分からないかが見えてきます。そして、質問する。それが理解の第一歩です。 

2つ目は、「話す力」です。

よく人前で話すのは、苦手でというのを聞きます。でも、皆さんの周りにいる人は、今日からクラスメートになる人です。知らない人の方が圧倒的に多いはずです。誰とも話さなければ、また誰かに話しかけなければ友達はできません。

「はじめまして」、「こんにちは」、「山田と言います。よろしくお願いします。」どんな言葉でも構いません。一言、声をかけるというのは、人と人がつながる大事なコミュニケーションです。そして、「聴く力」があれば「話す力」は、自然と身につくのです。無理に話さなくても、「話を聞いて」っと言ってくる人がいたら、「いいよ」と答えて、心からその話に耳を傾けるてあげれば良いのです。そうすると、「○○さんに話して良かった」と言われるそれって嬉しいですよね。

じゃ次は、自分が話す番です。思いをうまく言葉にできないという事があります。でも、聞き上手になると相手が伝えたい事が自然と分かるようになります。また、どう伝えれば聞き手に伝わるかも分かるようになります。 

話は変わりますが、今年から海外修学旅行を実施します。みなさんも二年生になれば、グアムに修学旅行へ行く予定になっています。その中で、学校交流があります。英語で話すことが必要になります。英語が得意じゃないから嫌だと思った人。「聴く」「話す」は人類が持つすばらしい能力です。

赤ん坊が「ママ、パパ、ばあばあ、じいじい」と初めて発した単語に大人たちは、歓喜するのです。思いを伝えるのに難しい文章は入りません。「サンキュー」、「ハッピー」だけで良いのです。

「Let’s try English 」「Now  enjoy your  high school life at Ibanishi , please」 

 最後になりましたが、保護者の皆様にひと言申し上げます。子どもは大人の「言うこと」ではなく、「すること」を真似します。いくら言葉でいい事を言っていても、その大人が逆のことをしたり、その生き方がおかしければ、本当の意味の教育にはなりません。高校生活では、さまざまな人間関係に直面します。しかもそれが嫌だからと言って、避けることはできません。数々の衝突や摩擦を経験しながら、人づきあいのルールを学んでいきます。

私ども教職員一同は、常にこの事を念頭に置きながら指導してまいります。保護者の皆様におかれましては、合格者集合の折に「輝く青春のために」というPTA協議会編集の小冊子を配布しております。この冊子は、高校生になった子どもを理解し、その高校生活を側面から援助していくのに大変参考になる一冊です。ご一読のうえ茨西ガイドブックとともに、常にお手元に置いて頂き、学校と保護者の双方向のコミュニケーションツールとして活用して頂くことを切に願いまして、わたくしの式辞といたします。 

       平成二十六年四月八日      大阪府立茨木西高等学校長 山田 亨

 

202号 新学期スタート

本日(4/8)より、平成26年度第一学期がスタートしました。

新学期のあいさつ文を掲載します。

いつも話している、「茨西PRIDE」志をカタチに 自ら気づく人の意味ついて説明します。

「茨西PRIDE」の意味

自分は、茨木西高校の生徒であると自覚をして行動することを言います。

山田くんが傘差し運転していたと指摘したり、指導するのは茨木西高校の生徒であったり、先生です。それ以外の人は、茨西の生徒が傘差し運転していたと言います。また、山田くんや若林さんが、部活動に励んだ結果近畿大会に出場した時には、茨木西高校の山田くん・若林さんが近畿大会に出場しましたと表現されます。

つまり、在学中の行動は、いち個人の行動ではなく、常に茨西の生徒であると自覚して行動しているかと言うことです。 

「志をカタチに」の意味

心に思い決めた目的や目標を実現することです。終業式に「うさぎと亀」の話をしました。そして、目標を立てることが大事だと話しました。

 「自ら気づく人」の意味

 これは、言葉通りですが、一番難しい事だと思います。学校生活では、部活動や友達作りも大事ですが、一番大事なことは、授業すなわち学習です。どんなに部活動をがんばっても、友達100人いても、学習をおろそかにしていれば留年してしまい、学校生活を続けられなくなるという事態も起こります。もう少し勉強していたら、第一志望の大学に行けたのに、進級できたのにと思った時、気づいた時は、もう遅いのです。

高校生活の目標をしっかりと立て、その実現のために自分のすべきこと理解して行動することが重要です。 

例えば、立命館大学の経済学部に進学して、三菱商事に勤めて海外で日本の技術力を広めるという目標を立てたとします。

 そのために、授業も含めて1日8時間以上勉強すると決める。部活動もしていれば、家庭学習の時間も決まってきます。手帳やカレンダーに8時間できた日に丸をつける。 

 例えば、高校を卒業して、福祉関係の仕事につき少しでも人の役に立ちたいと言う思いを持ったとします。

 卒業できれば良いだけでは、その先の進路が見えてきません。福祉の仕事とはどういうものかを調べる。ボランティア活動に積極的に取り組む、自分の進路を見据えた科目選択をする。1年間のやるべきこと表にして、毎月の取組を書き込み、できたら丸をつける。 

 例えば、高校生活の目標は、部活動で大阪代表をめざすであれば、当然部活動に励むことが一番になるでしょう。しかし、部活は放課後や土日の活動です。毎日の授業がいい加減では、先ほど言ったように高校生活が送れなくなってしまいます。

 朝練・自主トレの時間を設定し、できたらカレンダーに丸をつける。それと同時に毎日の学習ノートをつける。 

つまり、「茨西PRIDE」志をカタチに 自ら気づく人  とは

 自分が、茨西でできることややりたいことをしっかりと見つけて行動する。その行動は、茨木西高校生として評価を受けることを自覚しているみなさんの事です。

 以上で、平成26年度新学期のあいさつと致します。

平成26年度4月8日 大阪府立茨木西高等学校 校長 山田 亨