高校生活最後の体育祭では「なんか頑張ったよな」という達成感をゲットして、心機一転、次のステップである進路実現へ向けて邁進してほしいものだ。

 いよいよ明日は体育祭前日。3時間目以降は準備と予行、そして放課後にリハーサルがある。リハーサルは本番で着る衣装で演技しなければならない。ダンスの振付に衣装作成と、3年生はフル回転で体育祭成功に向けて取り組んでいた。

 午前中に英語検定のあった本日土曜日。本番まであと4日となった体育祭準備に精を出す3年生の姿が見られた。クラスによるグラウンド練習では、進行役や教師による放送指示がなかったにもかかわらず、時間通りスムーズに流れていたのには驚いた。さすが3年生というところか。

 クラスによって多少の差はあるが、大半の生徒が参加しており、その中に、昨年度、行事に今一つ前向きでなかった生徒の姿もあった。最後の体育祭をみんなで楽しみたい、豊かな高校生活を送りたい、という生徒の気持ちを感じることができた1日だった。

 今日は終日雨模様。本日より予定されていたグラウンド練習は中止となったが、それはそれでよかったのでは。なぜならまだまだ隊形云々を練習する段階でないクラスもあり、とにかくどのクラスも大勢残って教室や廊下で練習をスタートさせたことが大切。金曜日までに衣裳の男女サンプルを提出しなければならないので、ミシン相手に苦闘する衣裳係の姿も見られた。

 本番まで練習日はあと7日。今こそ火事場の馬鹿力を発揮してほしい。そして、今回、成功したことや失敗したことで、いろいろ学んでくれたら嬉しい。

 本日中間考査最終日。2時間目のLHR終了後、各クラスで体育祭の準備がスタートした。進路指導のスローガン、「スタートなき者にゴールなし」の言葉は、体育祭準備にも通用する。おそらくやり始めるまでは恥ずかしがっていたクラスの面々も、いざ踊り始めたら若者のエネルギーが3年HR教室が並ぶ2階に充満していた。

 あと10日で体育祭。42期生として達成感あふれる思いで深い体育祭であってほしいと思う。

 体育祭の練習が終了後、進路指導室を訪問してあれやこれや調べている男子3人あり。「スタートなき者にゴールなし」 頑張れ。

 いよいよ明日より1学期の中間考査。今さら1・2年生の評定はどうしようもないが、3年の評定は暫定的に1学期だけの成績で算出する。2回の定期考査と日常の平常点がそのベースとなる。今、頑張らずしていつ頑張る? 今でしょ。はい。

 いつものサッカー軍団は今日も昼休みというのに真剣にサッカーに取り組んでいた。単に興じるレベルではなくかなり組織化されているようで、この積極性を普段の授業でも発揮すればさらに成績は伸びるだろう。

 何度もここで書いているが、これを理由に5時間目の授業を遅刻することがないよう期待したい。組織化された集団ゆえに必ずできるはずだ。

 サッカー以外でもテニスを楽しんでいる女子生徒たちがいた。

 42期生の3年始業式からはやくも1ヶ月以上が経過したが、途中に担任も参加する進路ガイダンスや10連休などがあって、放課後にゆったりと生徒と懇談する機会がなかなか取れなかった。

 本日放課後、廊下の机で生徒と面談する担任を発見。帰りのHR終了直後は、双方忙しいかもしれないが、なんとかやりくりしてじっくり生徒と面談したいものだ。

 最近、進路指導室に来る生徒が増えている。多くは去年の指定校推薦の一覧を閲覧するためで、スマホでの撮影を禁止しているので、気になった内容を手書きで記録している姿は真剣そのものだ。これらの生徒は、すでにスタートを切っている。今からでも遅くはないので、まだ来訪したことのない生徒は一度のぞいてほしい。大学・短大・専門学校のパンフレットや過去問がそろっているはずだ。

 イバニシは普通科だが、2年時に週2時間、3年時に週6時間の選択授業がある。総合学科のようにたくさんの選択授業があるわけではないが、中には写真のような体育の授業もあり、今日は初夏の日差しが降る注ぐ中、ゴルフにチャレンジしていた。

 定年間近の筆者からすれば、どんなときでも毎回1500m走から始まる鍛錬を主眼とした体育の授業は苦痛以外何物でもなかったが、現在は生徒の興味関心を引き出すための工夫がされており、見ていてなんか羨ましい。