下穂積保育所へ行きました!!

12月16日(木)、茨木市立下穂積保育所へ1年生7名がボランティアに出かけました。保育所では、約20名の園児に環境問題の布絵本と朝食摂取を啓発する大型布絵本の読み聞かせ、食育布カルタを使った交流、生徒手作りのベンチや小物の寄贈を行いました。

 最初の挨拶では園児たちの興味津々の目に緊張したのか、恥ずかしそうにしていましたが、いざ布絵本を読み聞かせるときになるとテキパキと準備をして自然と“お姉さん”になっていました。

また参加生徒は、園児と一緒に食育カルタをする時には、素早く取れた子には「すごい!」と満面の笑みでほめて、取れずに悔しがる子には「次は頑張ろう!」と励ましたり、自分たちなりのコミュニケーション法をすぐに編み出す頼もしい一面を見せていました。

保育所のおやつを一緒に御馳走になるころには園児のみんなも「お姉ちゃん、聞いて聞いて」、「こっちで剣玉しようよ」とすっかりお姉さんたちになついていました。

お別れの時、園児から「今日はありがとうございました、また来てください」と感謝の気持ちを伝えられて、確かに生まれた絆を感じたのか、はにかむように「こちらこそありがとう」と伝える生徒たちは、来所の時よりも笑顔が優しく、柔らかくなっていました。幼稚園の先生になりたい、と夢を持っていた生徒も「やっぱり幼稚園はいいなぁ」と感想を口にしていました。彼女にとっても今回の活動は忘れられない貴重な体験になったと思います。

地域連携活動は、普段の学校生活の中では自分の夢ややりたいことが見つけにくい生徒たちにとって、「私は今必要とされている」「自分がやったこと が人の役に立っている」ことを実感できる素敵な機会だと思います。その経験が自分に自信を持つ、学校に自信を持つ、そして他人に思いやりの心を持つ、素晴らしい成長につながっていくようです。「茨西PRIDE」の意味を目のあたりにしました。

底冷えのするとても寒い日でしたが、保育所のみんなの元気に触れて、寒さも忘れられるような熱い体験を参加者一同させてもらいました。ありがとうございました。

(この記事は、本校で実習中の浅野さんのレポートを編集しました。)

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