茨木西高校の生徒のみなさんへ
本当にお疲れさまでした。
本部やPTAテントの中では、「私たちの日頃のおこないがいいから天気いけたね」なんて会話されていましたが、君たちの日頃のおこないですよね(^_^)
興奮冷めやらないとは思いますが、閉会式で連絡した通り、君たちに伝えたかった話の要点をまとめました。
今年は、オリンピックイヤーですが、オリンピックにまつわるこんな話があります。『オリンピック大会で重要なことは、勝つことよりも参加することに意義がある。』有名なクーベルタン男爵の言葉です。
しかし、実はこの言葉は、第4回ロンドンオリンピック、陸上の予選で地元イギリスとアメリカの間で汚い野次をとばしたり、わざと体を接触させるなど、感情的に醜い争いをしていたのを見かねた聖職者(牧師さんか神父さん)が、オリンピック開催中の日曜の礼拝で、教会に集まった選手たちを戒めた言葉だそうです。
男爵はこの言葉を引用しオリンピックの意義を世界に伝えました。しかし、この文の後に次のような文章が続いているのです。
「オリンピック大会で重要なことは、勝つことよりも参加することに意義がある。人生において重要なことは、成功することではなく、努力することにある。根本的なことは征服したかどうかにあるのではなく、よく戦ったかどうかにある。このような教えを広めることによって、一層強く、一層激しく、しかもより慎重にして、より寛大な人間性をつくりあげることができるのである。」
すばらしい言葉ではありませんか?
今日の体育祭に向けた君たちの苦労や努力が、結果以上のものを産み出しています。友情や団結、リーダーシップ、フォローシップ、人のために動くボランティアスピリッツ・・・
今日の結果以上に君たちは成長しているはずです。
どうですか?
この体育祭で身に着けた力を集めて、それぞれの夢の実現にむけてみんなで高めあってください。そして大きくその輪を拡げ〝チーム茨西〟として、誰にとっても「茨西最高」といえる学校にしましょう。