79号 3学期終業式

本日(3/25) 平成24年度の修了式を行いました。 挨拶の抜粋です。

みなさん おはようございます。

 そして、進級おめでとうございます。

しかし、皆さんの中には欠点科目を抱えたままの人がいます。この春休みにも課題が出ている人もいると思います。自分の都合を優先して、学習をおろそかにしていれば卒業はおぼつきません。ましてや進路を実現することなどできません。1年間全力を出して取組む姿勢を見せてください。

「高校生活に関するアンケート」と同じようなアンケートを2学期実施しています。学校教育自己診断です。ホームページに結果を載せていますが、「学校生活が楽しいですか?」との質問に対して、卒業した3年生で80.9%、現2年生で77.3%、現1年生で74%の人がハイと答えています。学年が上がるに連れて学校生活を楽しんでいる様子が伺えます。しかし100%ではありません。私は、ひとりでも多くのみなさんが楽しい学校生活を送って欲しいと思います。そのためには、どうしたら良いでしょう?

私のめざす学校像は「茨西PRIDE 志をカタチに 自ら気づく人を育てる」です。生徒のみなさんが主役となる学校生活が茨西で良かったと言う思いに繋がるのではないでしようか?

生徒が主役というのは、みなさんの思い通り進むということではありません。

大学に行くために勉強するのではなく、大学を卒業してどんな職業に就くかを自分で考え、そのためにどの大学が適しているかを選択し、合格するためにはどの科目に重点をおけなければならないか。また、部活動でよりよい成果をあげるためには、何をすればよいか? 自分だけを鍛えれば良いのか? 他人を思いやる気持ちが必要ではないか?

体育祭や文化祭でのクラスやクラブの取組みで、自分の果すべき役割は何なのか? 自分は何ができるのかを考えることが大事です。

「自ら気づく」というのは簡単なことではありません。キャプテンになって初めてクラブ活動の意義に気づくことがあるかもしれません。応援団長になってクラスをまとめる難しさにはじめて気づくことで、担任の先生の気持ちが分かるかもしれません。学校の代表として外部に出ることにより、茨西PRIDEの本当の意味を気づくかもしれません。落ち込んだときに声を掛けてくれた、友達や親あるいは先生から他人を思いやる気持ちの大切さを気づかされることがあるかもしれません。

 いま必要なことは、楽しい高校生活を過ごすために何をするかではなく、自分の果すべき役割を見つけ、あるいは気づき それに向かって全力を注ぐ事で終わってみればやって良かったと思える事を見つけることです。

じゃ 何時やるのか 「今でしょ!」

平成25年3月25日   校長 山田 亨