13-197号 新入生オリエンテーション

IMG_2864

おはようございます。

本日、1年生は3・4時間目オリエンテーションがありました。冒頭に私の方から、3点話をさせてもらいました。

まず、“コトバのチカラ”という本から、「小学校5年生の息子が自転車に乗っていて車にはねられ、3日間生死の境をさまよった後、何とか一命をとりとめた。加害者の大学生が病室を訪れ、恐る恐る震える声で『ごめんね』と謝った時、包帯でぐるぐる巻きになった5年生の息子が苦しい息の下で、『僕のほうこそ』と言った…。誰にとっても思いがけない言葉だった。それを聞いて大学生は声をあげて泣いた。『あの時ほど嬉しかったことはありません』と。母親にとっても、それまでの加害者を憎む気持ちがふっと、その言葉で救われた。みんなの心が『僕のほうこそ』の一言で救われたのです。」というエピソードを紹介し、言葉は何気ないやり取りやSNS上の些細な言葉の行違いでトラブルに発展したりして、言葉で人を傷つけてはいけないとネガティブな部分がよく取り上げられるが、言葉のプラスの作用を知ってほしい。是非、自分をそして人を勇気づける言葉、人を救う言葉、そして学校中が元気になる挨拶を交わせるような学校にしていきましょう。―という話。

次に、マザーテレサの「愛情の反対は、憎しみではなく、無関心である」の言葉から、新しい関係作りには、コール&レスポンスの関係作りが必要で、周りに興味を持ち、誰かのコール(言葉や行動)に、レスポンス(返事をしたり、うなずいたり、微笑んだり)何らかの反応をすることが大切である。―という話。

そして『シンパシー』の話。シンパシーは日本語にすると、「共振・共鳴」で、音に反応して音叉が震えるように、自分では、そんなつもりはなくても、その空間にいるだけで、心が揺さぶられ、感動に震え、空間にいるものみんなを強くするもの。シンパシーを感じられる空間に身を置けば、自分だけでなくみんながより強くなり、100が最大の力であれば、120の力を発揮することもできる。でもチームメイトの掛け声に反応しないチームは弱い。人の声が耳に届かないほど余裕がない、繋がっていないので、まわりが見えなし、聞こえない。そんな中にはシンパシーなんて絶対起こらない。などの話から、「人を救う言葉、そして学校中が元気になるような挨拶が交わせるような学校。コール&レスポンスの関係づくりから、みんなで向上できる素晴らしいシンパシーの広がるクラスづくりをしていきましょう。」という話をしました。

まだまだ緊張感がひしひしと伝わってくる感じですが、素晴らしいスタートを切ることを願います。