13-73号 2学期スタートのあいさつ

3年生は8月22日より学校がはじまっていますが、本日より全学年がスタートします。

二学期始業の あいさつ

おはようございます。 

今日も35度を超える猛暑日ということで、急遽、放送による始業式となりました。君たちの顔を見ながら話ができないことは残念ですが、しっかり聞いてください。 

夏休みはどうでしたか?

色々な体験や出会いがあったこととは思いますが、私にとっては、まだ9月からのパラリンピックもありますが、なんといっても多くの感動を与えてくれたリオのオリンピックが思い浮かびます。

史上最多、41個のメダル。

オリンピックはメダルの数では無いという話を、体育祭の時の校長室便りにあげましたが、本当に、私たちがまだ知らない、様々なドラマがあったことだと思います。そして、競技会場、いやテレビの前でも、みんなが多くの素晴らしいシンパシーに包まれていたことだと思います。  

ここで、シンパシーという言葉を使いましたが、シンパシーは日本語にすると「共振・共鳴」を指します。音に反応して音叉が震えるように、自分で、そんなつもりはなくても、その場所や空間の影響を受け、心が揺さぶられ、感動に震え、空間にいるものみんなを昇華させるものです。

シンパシーは、今回のオリンピックしかり、オーケストラのすばらしい演奏しかり、君たちのまわりでも、例えば運動部の試合でキャプテンの「絶対勝つぞ」などの声に呼応した「オー」などの声、これらすべてにシンパシーが存在します。

シンパシーを感じられるチームに身を置けば、自分だけでなくみんながより強くなり、100が最大の力であれば、120の力を発揮することもできます。 逆に仲間の掛け声に反応しないチームは弱いです。 人の声が耳に届かないほど余裕がない。繋がっていないので、まわりが見えなし、聞こえない。そんな中にシンパシーなんて起こるはずがありません。  

私は、一学期の終業式の冒頭で話をした、コール&レスポンスの関係の発展型がシンパシーだと思います。

「おはよう ありがとう よくがんばったね グッドジョブ おめでとう だいじょうぶ?」

そんな言葉が飛び交う空間に身を置くことができれば、色々なことを乗り越えていける気がしませんか? 普段の生活において、学校は、家庭に次いで、二番目に長い時間を過ごす空間となります。 それぞれのクラスや部活がシンパシーを感じられる空間で、そんな中で君たちが学校生活を送ることができれば、すばらしく成長することでしょう。  

是非、まわりのみんなに目を向けて、心の声をかけてみてください。  

さて1年生は知らないと思いますが、茨木西高校には「茨西PRIDEバッヂ」呼ばれるものがあります。素晴らしいおこないや、見えないところで頑張っている生徒に送られるものです。  1学期と夏休み期間を通じて、PRIDEバッジ授与にふさわしい生徒を紹介します。

 1-3 佐藤さん、1-5 堀内さん、1-6 清水さん

三人は、1学期、通学途上、自転車の事故でケガをし倒れている高校生に対して、適切な救護活動をおこない、事故にあった生徒は言うに及ばず、在籍する高校、そしてその生徒の保護者から感謝の言葉を頂きました。 まさにPRIDEバッジ授与にふさわしい行いです。三人には、後日、バッヂと表彰状をお渡しします。  

さて、二学期は、多くの行事があります。学習との両立を忘れずに、ひとり一人が「茨西PRIDE」を発揮してください。 以上で 始業式の挨拶とさせていただきます。