2学期始業式あいさつ

みなさん 今日も!

 「今日も」って変やなと思いませんか、先日 ある学校の校長さんが「生徒に 今日も」とあいさつしていると言う話を聞きました。「は」は限定を表し、「も」は、並列や肯定を表すので、今日だけの挨拶じゃなく、毎日続けてあいさつをするという意味を込めて「みなさん 今日も」と使っていると言う話でした。私もマネをして「こんにちも」とあいさつしたいと思います。

では、改めて「みなさん こんにちも」

 さて、まずみなさんにお詫びしなければならないことがあります。1年生のあるクラスで配布した一学期の成績表にミスがありました。全員に新しいものと交換させていただきました。みなさんにとっては、大事な成績です。先生方にも、二度とこのようなことが起こらないように成績をつけるさいには、細心の注意を払うようお願いをしました。二学期には、すべての先生の授業を見学させていただきます。「分かる授業」、「興味関心の湧く授業」をして頂いてるかを見させていただきます。

 そこで、皆さんにもお願いがあります。4月に授業規律を確立してくださいとお願いしました。ベル着の実施、机の上に授業に関係ないものを置かない、集中して授業に参加する等です。どんなに、一生懸命先生方が授業をしても、話を聞かない、友達とおしゃべりをする、寝るなどをしている人が何人もいれば授業の雰囲気が悪くなります。終業式に自分はちゃんとしている、できない人が悪い、本当のにそれで良いのかと言う話をしました。

できない人にちゃんと注意をしてくださいと先生方には、お願いしていますが、みなさんひとり一人が、ちゃんと授業を受けようと言う姿勢を持ち、できない人を注意する意識を持ってください。授業は、一人の先生と40人の生徒のみなさんが協働して作り上げるものだと私は思います。何度も言っていますが「自ら気づく人に」なってください。

 今年は、オリンピクイヤーで多くの選手が活躍しました。サッカーやバレーボール、卓球、フェンシング、リレーとメダルを獲得した競技に共通していたのは、チームプレーです。私は、授業もチームプレーだと考えています。一人が理解すれば良い、一人を理解させれば良いというものではありません。先生の質問に、みなさんが答え、分からない人いれば分かるまで、みんなで助けるそんな授業は、受けていて楽しいはずです。また、先生方もやりがいを感じ、次の授業はどんな展開にしようかなと工夫するはずです。

 3年生のみなさんは、これから進路実現に向け限界までチャレンジして行く時期です。A大学やB社を受験する。自分だけの問題のようですが、これも団体戦だと思います。ひとり一人の進路違いますが、受験に向けて努力するのは、全員に共通した目標です。ともに戦う姿勢は、お互いの刺激になり限界までチャレンジする気力を生みます。

 2年生のみなさんは、修学旅行を控えています。これも団体戦です。ひとり一人の思い出や体験は違うかも知れませんが、食べる食事、見る風景、ふれあう人々は共通したものです。自分勝手な行動が、みんなの楽しい体験をぶち壊す事もあります。どうか全員で楽しい高校生活の思い出を作ってください。

 1年生のみなさんは、どんな夏休みを過ごしましたか? 毎日クラブ活動に汗を流した人、家族や友達と旅行をした人、しっかりとした進路目標を持って勉強に打ち込んだ人、色々だと思います。その経験をこれからの学校生活にどう生かすかは、みなさん次第です。

この後、教室でお互いの体験を話し会うことでしょう。「うらやましい」と思うこと「えー」と驚くこと、友達の体験を共有することでクラスや部活動の団結を強め、新しい活力になります。

 私自身も、校長としての初めての夏休み本当に色々な体験をしました。「なんでや」と思うことありましたが、すべては意味のあることだと思います。ここにいるすべての生徒、先生のみなさんと茨西というチームを日本一にするための監督して、もっと色々なことを勉強し体験しなければと改めて思っています。

 2学期をスタートするにあたり、一人ひとりが茨西PRIDEを持ち志しをカタチにするために限界までチャレンジしてください。

 最後に、終業式でサンドラさんがみなさんにお別れの挨拶をしました。9月から、新しいネイティブの先生としてブライアンという男性の方が着任されます。みなさんの前で挨拶して頂く機会が、なかなかとれませんが本日3時過ぎに来校されます。廊下等で出会ったら臆せず英語で話しかけてください。

 以上で 始業式の挨拶とさせていただきます。

 

平成24年8月29日   校長 山田 亨