412号 三学期始業式

皆さん 明けましておめでとうございます。

どんな冬休みを過ごしましたか、正月休みもそこそこに部活動に励んでいた人、三年生の中には第一志望をめざしてセンター試験対策のため受験勉強に励んでいた人、家族等で旅行に出かけた人など、様々な年末年始であったと思います。

私は、今年5回目の年男です。例年と比べて、感慨深い1年となると思います。

さて今日は2つの話をしてあいさつに代えたいと思います。

ひとつ目は、化学の話です。

水兵リーベ、僕の船って何のことか分かりますよね?

元素の周期律表の覚え方です。私も、高校時代に一生懸命に覚えました。当時、覚えた周期律表に「ニッポニウム」という元素があったのかどうかは、忘れましたが「ニッポニウム」という名前は記憶しています。これは、1908年に43番目の元素を日本人が見つけたことで、その名前が付けられました。しかし、今の周期律表に「ニッポニウム」は載っていません。1925年に「レニウム」という元素が発見され、「ニッポニウム」と同じであることが分かり、周期律表から姿を消しました。それから、90年の時を経て、大晦日に理化学研究所が合成した元素が、113番の「新元素」として認められ命名権が与えられたと言うニュース飛び込んできました。まだ名前は発表されていませんが「ジャポニウム」が有力だそうです。日本の化学技術力の高さを示すできごとであり、永遠に残るすばらしい快挙だと思いました。

 2つ目は、音楽の話です。

 正月に溜まっている録画した映画を見ていた時、「すべては君に逢えたから」という映画を見ました。2013年11月に、東京駅開業100年を記念して製作された日本映画です。とても良い映画でした。特に感動したのは、ゆずが歌う主題歌の「守ってあげたい」でした。

 多分、みなさんの方が良く知っていると思いますが、私は初めて聞いて、映像とマッチしたすばらしい曲だと感動しました。その一節を紹介します。

「守ってあげたい たとえどんな試練が待っていても

めぐり逢えた時から 僕らの運命は一つになった

だから忘れないで 振り向けばいつも僕がいるから」

「叶えてあげたい そっと教えてくれた君の夢を

少し照れながら微笑んだ輝きは今も消えはしない

もしも迷う時も この手はいつでも君に差しのべている」

皆さんの側には、守ってくれる誰かがいます。もし今気づかなくても、いつかめぐり逢えるはずです。

You are  not  lonely !  

以上で、始業式の挨拶とします。