327号 三学期始業式あいさつ

皆さん 明けましておめでとうございます。

今年は、ひつじ年です。羊は群れをなして行動するため、家族の安泰や平和をもたらす縁起物とされています。

羊を表す漢字は色々あります。未来の未、しめすへん(ネ)をつけて祥(よう)と読むのも羊を表します。祥(よう)は、めでたい事という意味もあり、この漢字を使った祥介くんや祥子さんが、みなさんの中にもいるかもしれませんね。

さて、二学期の終業式の時に、人助けをした4人の生徒を表彰しました。しかしながら、12月は問題事象も多くありました。その時に、正しいという漢字は、ひとつ止まる(とまる)って書くんだよという話をしました。

人助けをした人たちは、倒れた人を見て一旦止まりました。自転車マナーのクレームの多くは、立ち止まって「すいません」の一言も言わずに立ち去った事に対する文句です。

正しい高校生活とは、遅刻せずに学校に登校し、授業に必要なものだけを机の上に出し、しっかりと先生の話を聞いたり、ノートを取ったり、問題を解く事です。休み時間に友達と楽しく会話をしたり、放課後部活動に打ち込む。土日に、資格試験を受けたり、講習会に参加する。そんな高校生活を誰かが批判したり、怒ったりしますか?

「正しい行い」は、誰にでもできます。しかし、「正しくない行い」は、誰もがするものでは、ありません。

自分の行いが、正しいかどうか、一度立ち止まって考えてくさい。また、正しくないと思った事、ダメだと思ったことは、止めて(やめて)ください。これも、ひとつやめるで「正しい」となります。

今年が、皆さんにとって良い年であることを願って、始業式の挨拶とします。

平成27年1月8日