13-115号 あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。

旧年中は本校の教育活動にご理解とご支援を賜り、心より感謝しております。本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

さて、今しがた3学期始業式を終えましたので、式の中で生徒諸君に話した内容を掲載させていただきます。

あけましておめでとうございます。 

冬休みはどうでしたか? 終業式で出した宿題である、ゴールから遡った「2017年の目標」は立てることはできまいたか? 

わたしの冬休みは大好きなラグビー観戦にどっぷりつかることができました。そして私自身も、今年の目標を立ててみました。

それは茨木西高校を「正のシンパシーに満ち溢れたチーム作りを軸に、明るくさわやかな学校、そして、みんなのそれぞれの目標を実現できるように導ける学校にしていくこと」を、昨年より引き続き、継続した目標とすることとしました。 

今日は、今、最後に使いました“継続”について少し話をします。

今年の全国高校ラグビー大会は17日、大阪の東海大仰星高校の連覇を阻止し東福岡高校が優勝しましたが、私の最も印象に残っている試合は、その前々日15日の準決勝、東福岡高校と奈良県代表の御所実業の試合です。

私はその日グラウンドに非常に近い位置で観戦していたのですが、御所実業が最初のトライを上げて、次のキックオフに備えて自陣に帰ってくる時です。ある選手がチームメイトに向かい「無駄なことや思ってもどんどんやり続けようや!」と叫んだのです。

試合は1点差で、東福岡が勝利し決勝にコマを進めましたが、一回りも二回りも大きい相手に対して、小さいながらも、ひたむきにタックルし続ける姿、自分たちが信じたプレーにこだわり続けた姿、そして先ほどの言葉が相まって、「彼らが無駄なことと諦めずに、やり続けた姿がそこにあるのだ」と感銘を受けました。 

話は変わりますが、メジャーリーグで活躍するイチロー選手は、小学校3年から中学校3年までの7年間、名古屋市内のバッティングセンターに毎日通い続けたそうです。それも週に1回は休むというようなレベルではなく、1363日、つまりバッティングセンターが休業した正月休みの2日間を除く日すべてだったそうです。

後日、イチロー選手はこう語っています。

「僕だって勉強や野球の練習は嫌いですよ。誰だってそうじゃないですか。つらいし大抵はつまらないことの繰り返し。でも夢を掴むことというのは一気には出来ません。小さなことを積み重ねることで、いつの日か信じられないような力を出せるようになっていきます。」と

 継続は力です。

今日から、心新たに目標に向かい、無駄だと諦めず、小さなこと積み重ねてみてください。そして、この一年がみなさんの大きな成長につながることを期待して年頭のあいさつとします。