335号 三学期終業式式辞

みなさん おはようございます。

そして、進級おめでとうございます。多くの皆さんは、欠点科目も無く進級されましたが、残念ながら欠点科目を持ったままの進級した人もいます。春休み中から、追認指導や追認課題が出される科目があると思います。しっかりと取り組んでください。特に新3年生となる2年生のみなさんは、進路実現と卒業という大きな目標があります。実際に、進路が決まっていたのに卒業できなかったという例はあります。

さて、3月4日の朝、南門下に立ってあいさつをしているときに、携帯を触りながら自転車に乗っている人が二人、二人乗りをしている人がひと組いました。また、制服を持っているのだろうけど着ていない人も数人いました。その人たちが、いまこの場にいるのかどうかはわかりませんが、みなさんに考えてほしい事があります。

南門や正門を通って登校する人は、たくさんいます。ほとんどの人がルールを守っていますし、私が声をかければ素直に対応してくれます。でも、携帯を触りながら自転車に乗っている人、二人乗りをしている人が、ルールを守っている人たちの中に紛れています。おそらく何人かの人は、ルール違反をしている同級生を確認しているはずですが、自分はルールを守っている自分には関係ないと思って、声掛けも注意もしなかったのではないですか?

本当に関係ないのでしょうか?茨西は、自分ができることややりたいことをしっかりと見つけて行動する。その行動には、茨西生として評価を受けることを自覚している茨西PRIDEを持った人たちの集団であると信じています。

サッカーであれバスケットボールであれ、チームプレーをする競技は、たったひとりの気を抜いたプレーが勝敗を分ける事が多くあります。そのために、声を掛け合い励ましあい、お互いの役割を確認しながらプレーに専念することが勝利に結びつくのではないですか?

自分の行いが、正しいかどうか、一度立ち止まって考えてくさい。と始業式の時に話をしました。

見て見ぬふりや正しくない事と分かっているはずでも、ちょっとぐらいなら良いと思う気持ちは、自ら気づいているのに行動に移せない心の弱さにあります。弱い心は、誰にでもあります。だからこそ、集団で正しい行いをすることで、弱さを克服することができます。

みなさんの周りには、助けてくれる友達がいます。指導してくれる先生がいます。見守ってくれる保護者の方がいます。みなさんは、決して一人ではありません。

 茨西PRIDEを持って、志をカタチにできる人たちばかりです。

Be  strong !  強くあれ

 以上で終業式のあいさつを終わります。

平成27年3月13日