64号 明けましておめでとうございます。

皆さん 明けましておめでとうございます。

校歌斉唱ありがとうございます。今日 声が出なかった人は、次回声を出してください。

みんながみんなのために歌えば、それがほんとうの校歌斉唱になり母校愛即ち、茨西プライドです。

さて、二学期の終業式で坂梨先生が、ダンス部のみなさんが元気に挨拶をするという話をされました。私は、朝挨拶をしていて実感していることがあります。「おはようございます。」と返してくれる人が、確実に増えていることです。でも、進んで挨拶をしてくれる人の数がもっと増えれば、もっと学校が元気になると思います。

皆さんは、目が見えて 耳が聞こえ 声を出すことができます。だから、新年を迎えて多くの人が大切な人に「明けましておめでとう」の言葉を伝えたと思います。

挨拶をかわす事は、人がつながる最初のコミュニケーションです。人から、「ありがとう」や「おめでとう」と言われて、嫌な気持ちになる人はいません。返事の代わりにニッコリ微笑んでくれる「笑顔」を見られるだけで、何だか幸せな気持ちになります。

昨年、当たり前って何だろうという話をしました。

2歳で、高熱にかかり視力と聴力そして言葉を失ったヘレンケラーは、「盲目であることは、悲しいことです。けれど、目が見えるのに見ようとしないのは、もっと悲しいことです。」という言葉と「自分でこんな人間だと思ってしまえば、それだけの人間にしかなれないのです。」という言葉を残しました。

 自分から、「おはよう」や「ごめん」と声に出すには、小さな勇気がいります。気持ちを伝えるために「笑顔」を見せたり、「頭を下げる」には、小さな勇気がいります。もう5分寝ててもいい、今朝は寒いからとささやく自分に打ち勝つには、小さな勇気がいります。

 私は、皆さんに「こんな小さな勇気を持って欲しい」と思います。小さな勇気を持てない人は、経験したことない大きな苦難を乗り越える大きな勇気が持てないと思います。

 私の今年の目標は、みなさんが声を出しで校歌を歌えるようにする。そして、挨拶ができる生徒を増やすことです。そのために、朝以外でもみなさんに声掛けをしていこうと思います。皆さんが「おはようございます。」や「こんにちは」と声を掛けて、何の反応も示さない先生方は、本校には一人もいません。小さな勇気を育てる練習相手だと思って、今日から始めてみてください。

最後に学校教育自己診断をしていただきましたが、その中で「校長の話が興味深くわかりやすい」という質問に対して否定的回答が59.2%でした。これは、皆さんから私に出された宿題と考えて1年かけて真剣に取り組んで行きたいと思います。

 以上で始業式の挨拶とします。

平成25年1月8日