第3回 オープンスクール

1月14日(土)9時30分から、第3回オープンスクールを以下の通り、実施しました。

 【スケジュール】

  ・第1部「学校説明会」

  ・第2部「校内案内」,「保護者・教員対象説明会」

  ・第3部「中学生歓迎会 in 食堂」

 3部構成で、1部と3部は生徒会執行部が「茨西Pride」のジャンパーとベストを着て、司会をつとめました。

 

第1部

軽音楽部の元気な演奏で始めました。

中学生120名、保護者41名の参加でした。皆さん熱心に聴いてくださり、拍手も笑いもあって、和やかな雰囲気で進みました。

 

第2部

校内案内の途中で、現在本校で着々と整備を進めているICT化の様子を紹介しました。

地学・化学・生物・物理などの理科の講義室や社会科教室、家庭科教室に設置したプロジェクターや大型液晶モニター(映像)を見てもらいました。

 校内案内と同時並行で行った「保護者・教員対象説明会」には40名の参加がありました。

ゲストの33期生葦原千嘉さん(関西大学社会学部1年生、平成23年3月卒業)が、「私の高校生活と進路選択について」と題してスピーチをしました。

○入学当初の気持ち ○担任の先生の励ましで生徒会執行部に立候補した経緯 ○ボランティア活動に取り組んだ際の喜びや気づき  ○オープンキャンパスに参加して志望大学を決めたことなど、「茨木西高校を卒業してよかった」という思いのあふれたお話でした。

続いて、ゲストのPTA会長と副会長から、それぞれ「高校選択の決め手」や「茨木西高校での子どもの様子」や「保護者として学校に思うこと」などについてお話しいただきました。

 

第3部

会場を食堂に移し、お餅をついて中学生や保護者の皆さんをもてなしました。

生徒会執行部は、1月8日の茨木市立春日丘小学校での“とんど焼き”にボランティアとして参加し、その折、地域の方々からお餅つきの技術を教えていただきました。その成果を披露して、参加者をもてなしました。

フォークソング部の演奏を聴きながら、つきたてのお餅をいただくというとても“美味しい”趣向になりました。

この催しには、食堂の方、PTA実行委員の皆様、33期生保護者の蜂谷様ご夫妻、地域の徳田五男様に協力をいただきました。ご協力のおかげで、学校あげて中学生を歓迎する取組となり、本校の校訓「和」の実践となりました。杵や臼などの道具一式も穂積コミュニティセンターからお借りすることができ、その上、地域の諌山さんと竹中さんが運んでくださいました。美味しいお餅にお腹も満たされましたが、皆様のご厚意に、心の中も暖かくなり、ひととき寒さを忘れました。

 

当日、参加者に記入していただいたアンケート結果によると、

「お餅つきが面白かった」は86%、「歓迎会に参加してよかった」は96%と大好評でした。

また、「学校の雰囲気がよかった」

「ここに入学したいと思った」

  「生徒主催の進行や先生方の生徒に対する熱心な気持ちが伝わりよかった」

   「いかに学力を上げたいかよく伝わった」

「先生方が生徒の目線にたっているのがよくわかった」「生徒たちもいきいきしていた」という感想もあり、オープンスクールは大成功でした。

ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

平成23年度3学期始業式 式辞

皆さん、明けましておめでとうございます。

今日の始業式は、寒さの中にも清々しい気持ちの良い日となりました。

今年は18日間という長い冬休みでしたが、今日この場で皆さんの元気な顔をみることができました。無事で、生かされていること、心から有り難く思います。

 冬休みはいかがでしたか?

新しい年の目標をたてましたか?まだの人は、今からでも遅くはありません。目標をたてましょう。目標があると生活に張りができます、だらだらと毎日を過ごすことなく、時間を有効に使えます。

 さて、3学期にあたり、3つのことをお話します。

1つは、歌の力、言葉の力についてです。

12月22日、終業式を終えた後、吹奏楽部とフォークソング部が本校近くにある老人ホーム「ウエルライフガーデン」に演奏に行きました。吹奏楽部は「上をむいて歩こう」「ふるさと」「ジングルベル」を、フォークソング部は、「12月のラブソング」と「ありがとう」の歌をプレゼントしました。

お年寄りたちがとても喜んで聴き入ってくださっていたそうです。付き添いの先生から、胸にジーンときて涙ぐんだと報告がありました。坂本九の「上を向いて歩こう」は、東日本大震災後、歌われることが多いそうです。

 今日は、阪神淡路大震災と東日本大震災への追悼と復興のおもいをこめ、また全国、世界各地からの支援に対する感謝をこめて歌われている歌、「しあわせ運べるように」を紹介します。

この歌は、神戸の小学校の音楽の先生臼井真さんが、阪神淡路大震災直後に作詞作曲されました。

歌詞の一部を紹介します。

「しあわせ運べるように」 

                           作詞・作曲 臼井 真

地震にも 負けない 強い心をもって

亡くなった方々のぶんも 毎日を 大切に 生きてゆこう

傷ついた「ふるさと」を もとの姿にもどそう

支えあう心と 明日への 希望を胸に

響きわたれ 僕たちの歌

生まれ変わる「ふるさと」のまちに

届けたい わたしたちの歌 しあわせ 運べるように   

 この歌は、9日のNHKのラジオ番組で紹介されました。毎年12月の神戸ルミナリエの点灯式で歌い継がれています。心の復興と感謝の気持ちを込めて歌われているそうです。

作詞・作曲者の臼井さんは、「音楽には見えない力がある。人を励まし、一緒に喜んでくれる。心の友だちだ」と話しています。

このように、歌、言葉には人を動かす力、感動させる力があります。古来「言霊」とも言われています。

「ありがとう」も心温まる言葉です。私たちは、できるだけ、明るく、楽しく、前向きな言葉を使っていきたいと思います。

  次に、来年度入学する37期生のことです。新1年生の募集は7クラス280人となりました。昨年は定員割れとなり、とても残念でした。

今年はこういうことがないように、中学生に入りたい学校として選んでもらえるように、これまで、先生方が中学校訪問して、皆さんの活動の様子を紹介したり、「茨西ニュース」を配付したりしてきました。

 また、今週の土曜日、1月14日は第3回オープンスクールを開きます。校訓の「和」と「茨西プライド」を特色として紹介します。「なごやかな雰囲気の学校」で「茨西プライド」を合い言葉にして、皆さんがそれぞれの目標に向かって明るく活動している様子をアピールします。当日は、生徒会執行部、軽音楽部、フォークソング部や当日練習するクラブ員に参加、協力をお願いしています。

 皆さんにも協力してもらいたいことがあります。それは、これからの日々、一人ひとりが茨木西高校生としてプライドをもった行動をしてほしいのです。高校入試を控えた中学3年生、皆さんの母校の後輩たちが見て、「あんな高校生になりたい」と憧れるような行動を心がけてください。

さらに、学校HPでは、クラブ通信のページは中学生や保護者の方の関心も高いので、どんどん更新してほしいと思います。顧問の先生と相談して、協力よろしくお願いします。

また、今朝、登校して気づいたと思いますが、玄関に大型テレビが設置されました。皆さんの活動が、教育委員会から「がんばった学校」として認められ、購入したテレビです。これから、体育祭や文化祭、学習活動、部活動やボランティア活動の様子など、さまざまな活動を紹介していきます。楽しみにしてください。

 最後に、2学期終業式でも話しましたが、茨木西高校が、さらにきれいになりました。

冬休み中に、教室の床のワックスがけを行い、2、3年生の教室の壁にペンキを塗りました。学校の施設設備を感謝して丁寧に大切に使ってください。同時に節約もお願いします。教室を移動するときは電気を消すなど、節電をお願いします。環境保護とともに、節約して、そのういた費用を皆さんの活動に使いたいと思います。

清々しい環境の中、3学期のスタートです。

3年生は高校生活もラストスパートの段階に入り、全力投球の時期です。14、15日にはセンター試験、続いて、私立大学の一般入試も始まります。これまでの学習の成果を出せるようしっかり頑張ってください。(拍手)

2年生は、1月31日から北海道へ3泊4日の修学旅行です。大自然の中でウインタースポーツを楽しみ、友達との絆をさらにしっかりしたものにしてください。いい思い出を作って、土産話を楽しみにしています。気をつけていってらっしゃい。(拍手)

1年生は1月28日土曜日には、代表4名が大阪府の「イングリッシュフォーラム」に出場して英語でスピーチをおこないます。

代表は、去年行われた英語スピーチコンテスト上位4名です。3組 森 亮太君、4組 平田 裕万君、7組 山添 在葉さん、8組 大橋 香奈さんです。頑張ってきてください。(拍手)

1年生の皆さんは、これから新入生が入学してきた時、「さすが先輩!」といわれるように、自分を鍛えて磨いて下さい。(拍手)

年頭に当たり、皆さんの努力と活躍を期待して、平成23年度3学期始業式の言葉とします。

平成24年1月10日

                       大阪府立茨木西高等学校長 笹山幸子