校 長 だ よ り

■ はじめに

  平素から、本校の教育活動にご理解とご協力をいただき、ありがとうございます。2学期も順調に、そして無事に教育活動を進めることができました。ご協力ありがとうございました。この間の生徒の様子や活動等についてお知らせします。皆様のご意見ご感想をお聞かせ下さいますよう、お願いいたします。

 

■ 新1年生は7クラス

      大阪府教育委員会から平成24年度募集人員が発表され、来年度入学する新1年生、37期生は、7クラス280人となりました。2年生は8クラス、3年生は9クラスなので、今年度と同じ24クラスです。

中学生が「入りたい学校」として、本校を志願してくれるように、PR活動を行っています。教員が中学校訪問して、生徒達が明るく、のびのびと活動し、部活動でも大活躍している様子を伝えています。さらに、1月14日(土)、3月2日(金)には学校説明会を開催します。

 

■ 1年生英語スピーチコンテスト ―― 12月15日(木)

  体育館で英語スピーチコンテストを行いました。

夏休みの宿題「My Favorite Thing(私のお気に入りのもの)」というタイトルで1年生全員がクラスで発表し、生徒、サンドラ先生、アンディ先生、英語科教員が評価して、各クラスで選ばれた代表3名がスピーチするという取組です。「校長先生、今度のスピーチコンテスト、選ばれました!」と誇らしげに、嬉しそうに話しかけてくれた生徒が何人かおり、当日を楽しみにしていました。

15日、代表24名が体育館のスクリーンに“お気に入りのもの”を映し出しながら、舞台で発表しました。審査には、校長、学年主任も加わり、上位3人を表彰しました。

 1位は、3組森 亮太君でした。東日本大震災の後に生まれた、仙台に住む姪御さんのことを発表しました。

  発表者は、緊張しながらも、それぞれのパフォーマンスとともに練習の成果を発揮しました。一方、聴衆となった生徒達は自分のクラスの代表を応援するとともに、聴き入って、内容理解に努めました。2年生と3年生のオーラル選択者も授業の一環で、感想・評価を英語と日本語の両方でコメントしました。また、2人の保護者も見学に来られました。

  司会者のユーモアあり、楽しい取組みでした。サンドラ先生、アンディ先生、そして英語科教員の指導を受けて、1年生が、目標に向かって努力し、切磋琢磨して臨みました。今後もこのような発表の場やコンテストの機会を設けて、生徒達の力を伸ばしていきます。

 

■  「英語講習」参加者募集中 ― 1月14日(土) ~  2月18日(土)

  1月14日(土)から5回にわたり、1年生、2年生対象に代々木ゼミ講師による英語講習を行います。内容は基礎力の充実です。

9月からの3年生対象の講習(10回)は、とても好評でした。参加者の感想の一部を紹介します。「長文読解が苦手だったのが、前より読めるようになった。」「英語を勉強するのが楽しくなりました。」「丁寧な解説でとても分かりやすかった。」「毎日少しずつ勉強するようになった。」等々。今回も多くの生徒が参加して「確かな学力」をつける契機にしてほしいと思います。

■ 生徒会執行部 

 10月から、生徒会新執行部が朝の挨拶運動をはじめ、様々な取組を始めていますが、前会長の山碕舞香さんからの応援メッセージを紹介します。

   「私は、茨木西高校で生徒会活動をしたことが、自分自身の成長へと繋がりました。地域ボランティアを経験したことが個人ボランティアを始めるキッカケになりました。

 また、高校生活最後の体育祭では、いろんな人たちに支えられ、協力し合うことの大切さを学びました。

 現在は、生徒会役員ではなくなりましたが、大好きな茨西をもっとたくさんの人に知ってもらいたいと思っています。だから、新生徒会役員にはとても期待しています。2年生3人、1年生2人の新役員は、慣れない中で、一生懸命生徒会活動を頑張っています。

 この茨木西高校を何十年、何百年と残していって下さい!!そして『茨西Pride』を掲げ、頑張ってください。応援しています。」            

  現在、新執行部は、ペットボトルの蓋や使用済み定期券の回収に取り組んでいます。また、来年の受検生を増やすために、中学生が閲覧している茨木西高校のホームページの部活動のページを更新しています。あわせて、各部活動の最新の活動状況をもとにDVDを作成中です。

 

■ 海外派遣 ―― 台北市の中等教育を視察 11月16日(水)~18日(金)

  教育委員会から派遣されて、覚前教諭とともに、台北市の高校3校と中学校1校を視察しました。学校現場へのIT化浸透を如実に見聞し、今後の学校経営に貴重な示唆を得ました。

  ≪情報機器の整備と活用≫ 教室や実験室等に様々な情報機器(スクリーンやプロジェクター等)が整備されており、教員も生徒も使いこなしていました。家庭学習・自学自習にも活用されていて、その充実ぶりに驚きました。本校でも覚前教諭を中心に、ICT事業で配備された機器をさらに使いやすくして、授業力向上、生徒の理解力向上に取り組んでいきます。

  ≪「使える英語力」の育成≫  生徒の英会話のレベルが高く、授業で流暢にプレゼンテーションを行い、日常会話は支障がないようでした。英語のみの授業や多くの発表の場面を設けていました。本校でも英語スピーチコンテスト等学習成果の発表の場を設けて、EFHSの取組みをさらに進めていきます。

≪授業の充実≫   8時間目、7時間目まで授業を行い、中身も濃く、スピード感のある授業でした。そして生徒たちも、私語一つなく真剣に整然と授業を受けていました。本校でも授業時間の確保と授業規律、予習・復習の徹底など、「授業を大切にする」という学校文化をさらに定着させていきます。

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■ 環境整備 ―― 12月23日(金)~ 1月6日(金)

夏休みに、大学のインターンシップ生の協力を得て、1年生の教室の北側壁面の塗装を行いました。「教室がきれいになって、気持ちがいい」と好評です。そこで、冬休みを利用して、ホームルーム教室のワックス掛けを行います。さらに、2年生、3年生の教室の北側壁面の塗装を行います。すがすがしい環境で新年度を迎えられるよう整備を進めます。

 

■ 終わりに ――― 「世のなか安穏(あんのん)なれ」(親鸞)

 今年は、生徒達に「今」を一生懸命生きて、「絆」や「つながり」を大切にしようと伝えてきました。ご親戚が東日本大震災で被災されたある保護者の方が、体育祭で生徒達が作った横断幕    “届け!茨西Power 東日本へ”を見て、「元気が出ました、嬉しかった。」と感激しておられました。どうか、来年は世の中が安穏でありますように。

 皆様、この1年、ご協力いただき、ありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。よいお年をお迎えください。