いよいよ初夏を思わせる気候となった。イバニシ校内では、各所で鮮やかな新緑が光り輝いている。相変わらず昼休みにサッカーに興じる男子生徒は、汗だくになりながらもさながら公式戦のごとく走り回っており、次の5時間目の授業は大丈夫かと心配になる。放課後、女子生徒2人が進路指導室にきて、真剣なまなざしで前年度の指定校推薦一覧に見入っていた。

 5月10日(金)は暑いぐらいの快晴。フォトジェニックな一日になって本当によかった。42期生3年生は各クラス趣向を凝らして、クラスごとでバーベキューなどを楽しんだ。

 この遠足を通じてクラス内の交流を深め、その交流から生み出されるクラスのパワーを6月体育祭や9月文化祭で発揮して、自分の高校生活に十分な達成感をもった状態で、気分一新、進路実現に向けてパワーを全開してほしいものだ。

3年1組 服部緑地

3年2組 堺大泉地

3年3組 明石 大蔵海岸

3年4組 二色の浜

 今日もいくつかのクラスが体育祭準備で登校していた。「過去の体育祭の応援団演技を見たい」というリクエストにお応えして、生徒会の先生と相談して過去2年分の動画をワンドライブにアップした。どこから出てきてどこに退散するなどは年度によって異なる可能性もあるが、基本的には動画のような感じで進行するはずだから、大いに参考にしてもらいたい。

 まずは中心メンバーでコミュニケーションをとって意思統一して段取りしてから、その他多くのメンバーに集合してもらって初めて練習がスタートできる。こういう経験が、将来、仕事などでチームで動く時に必ず活きる。これ、ほんま。


 「スタートなき者にゴールなし」のスローガンは体育祭にも言える。42期生にとっては最後の体育祭となる6月5日(水)に向けて、団長・副団長や振付係をクラスで決めたが、彼らが中心となる具体的な準備がようやく始まったといえる。クラスによっては振付係のみが集まって内容を考えたりしていたが、まずは中心メンバーによるコミュニケーションと意思統一を図ることが大切。それができて初めてクラスの生徒に指示することができる。

 本番までにスムーズに進行できないこともあると思うが、そんなときはその原因を考えて乗り越えようと工夫してほしい。その経験が自分を成長させるのだ。

 本日6時間目「平成最後の」授業となる体育の授業風景。ソフトボールの試合やサッカーを楽しむ生徒の声が終始グラウンドに鳴り響いていた。3年生から一部の体育の授業では種目が選択できるようで、グラウンドや体育館で心からスポーツを楽しんでいるようで見ていて微笑ましい。

 新しいクラスとなってまだ1ヶ月も経っていない。まだまだクラスに慣れない生徒もいると思うが、体育の授業などを通じて交友を深めてほしい。

 10連休明けの5月7日、8日、9日は「遅刻ゼロの日」。やむを得ない理由以外で遅刻した場合は、放課後、担任も同席で指導を受ける。マジで「ゼロ」であってほしい。担任からの「平成最後の」お願いだ。はい。

 某日の放課後。さっそく3年女子2人が進路指導室にやってきて、志望校についての質問や相談をしていた。進路指導室には、志望校のホームページを閲覧できる生徒用のパソコンも1台あるが、自分のスマホなどで志望校のことを調査することもできる。過去問をやって分からない問題など、受験科目についての質問もOKだ。

 まずは一歩を踏み出そう。まさに「スタートしない者にゴールなし」である。

 進路指導室前の本棚に「お持ち帰り自由」な大学の過去問が並ぶ。大学が直接イバニシに持参してくれた入試要項に入っていたものや、過去にイバニシが購入したものなどである。

 入試に勝ち抜くためには、中国・孫子の「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」(かれをしりおのれをしればひゃくせんあやうからず)の言葉が参考になる。「彼」を「志望校」に置き換えて、まず「志望校」を知ることだ。過去問は少なくとも5年分ぐらいをやるのは当たり前で、大学の入試日程や入試方法などを早いうちから自分で調べておくことが大切だ。

 そして「己」を知らなければならない。そのために、6月8日(土)に校内で実施される模擬試験にトライするのは当たり前の話で、これ以外にも外部で実施される模試を複数回受験して、「己」を深く知ってほしい。

 進路指導室には大学・短大や専門学校の資料が完備されており、前年度の指定校推薦の情況や、同じく前年度の求人を見たければ、積極的に進路指導室を活用すべきである。

 昼休みのグラウンドの風景。5時間目が体育の授業なのか、すでに体操服に着替えてサッカーに興じている生徒が多数。若者が太陽のもとで元気に身体を動かす光景は見ていて気持ちいい。しかし、これから徐々に暑くなる季節。昼休みにサッカーに興じるのはいいが、それが理由で5時間目の授業に集中できないようなことがあれば、最悪、「昼休みのサッカーは禁止すべし」という話になるだろう。

 2月28日卒業式まであと10か月。遊ぶときは遊び、授業が始まればしっかりと授業に取り組む。そんな、当たり前のことを当たり前にやれて、気持ちの切り替えがしっかりできる人になって、茨西を巣立ってほしいものだ。

 今後も昼休みに大いにサッカーを楽しみたいのなら、誰にも文句を言われないよう自分の行動を律することが大切だ。やる気があれば必ずできる。

 42期生だけでなく、すべての茨西生にとって、いや、日本に住んでいるすべての人にとって「平成最後の週」がスタートした。誰も経験したことのない今年度オンリーの10連休超大型ゴールデンウィークを前にして、今週も放課後は生徒向けの会議、会議のオンパレードだ。

4月22日(月)看護・医療&芸術系 進路ガイダンス           

4月23日(火)就職・公務員 進路ガイダンス              

4月24日(水)体育祭 全学年リーダー会議

 3年生の廊下に貼られたスローガン。「スタートしない者にゴールなし」。先週から始まった放課後の進路ガイダンスが、生徒たちにとって何かのきっかけになってくれたら嬉しいかな。